2019年11月19日
五輪強制ボランティア
「タダ働き」「やりがい搾取」と呼ばれて評判の悪かった東京五輪のボランティアが半ば強制的に集められていたという話。
「これ(ボランティア)について都の教育委員会は、あくまで任意の参加と説明していますが、実際は中学校の場合、5人の生徒と引率する教員1人が割りふられていて、学校によっては半ば強制的に参加を求められていたことが関係者への取材でわかりました。…取材に応じた都内の教員が勤める学校は、先月、校長から「区内の校長が集まる場で都教委が指定した人数を必ず出すように通達された」と説明を受けたということです。その場で、教員からは「必ず出すというのでは、ボランティアの趣旨に反するのではないか」といった意見が出されたということですが、すでに校長会の決定事項だとして生徒5人をボランティアとして出すことを決めたということです」
当事者の同意を得ずに一方的に決めて決めた後から通達、任意の参加と言いながら実際には強制というあたり実に(悪い意味で)日本らしい。
はだしのゲンの特攻隊を彷彿とさせるものがあるな…
ボランティアとは
単なる無報酬の奉仕活動という意味ではなく、自己の自発的・主体的な意思によって社会問題の解決や必要とされている活動を理解・共感し、勤労とは別に労働力、技術、知識を提供すること。「自由意思」を意味するラテン語のボランタスが語源